NKの映画日記~今日の映画はこれで決まり~

映画鑑賞がとにかく大好き!そんな私が、鑑賞した映画の感想を記録していきます!

映画「LION/ライオン~25年目のただいま~」 作品情報 あらすじ 感想 結末(ネタバレ注意)

 

 

家族と生き別れて25年。

彼が故郷を探すべく使ったのがGoogle Earth。

 

まるで作り話のようだが、これが実話だから驚きだ。

彼はなぜ25年間も故郷を離れていたのか。

Google Earthでどのようにして故郷を見つけ出したのか。

 

今回は映画「LION/ライオン~25年目のただいま~」をご紹介していく。

 

 

作品情報

<タイトル>

LION/ライオン~25年目のただいま~

<原題>

Lion

<公開年>

2015年

<監督>

ガース・デイヴィス

<脚本>

ルーク・デイヴィス

<キャスト>

デヴ・パテル(サルー)

ルーニー・マーラー(ルーシー)

ニコール・キッドマン(スー)

デヴィッド・ウェンハム(ジョン)

サニー・パワール(幼いころのサルー)

アビシェーク・バラト(グドュ)

ディープティ・ナバル(ミセス・スード)

プリヤンカ・ボセ(カムラ)

ディヴィアン・ラドワ(マントッシュ)

<受賞歴>

第70回 英国アカデミー賞 脚色賞

第70回 英国アカデミー賞 助演男優賞

 

あらすじ

オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。

 

しかし、彼には隠された驚愕の過去があった。

インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、

以来、家族と生き別れたままオーストラリアで養子に出されたのだ。

 

成人し、幸せな生活を送れば送るほど募る、インドの家族への想い。

人生を取り戻し未来への一歩を踏み出すため、

そして母と兄に、あの日言えなかった『ただいま』を伝えるため、

彼はついに決意する。「家を探し出す」と。

手がかりはおぼろげな記憶と、Google Earth。

 

1歩近づくごとに少しずつ蘇る記憶のカケラは、

次第にこれまで見えなかった真実を浮かび上がらせていく。

 

大いなる「探し物」の果てに、彼が見つけたものとは。

 

感想

恐怖だったり、優しさだったり、冷たさだったり、

人間の様々な感情がこの映画では感じることが出来た。

 

兄を見失ってしまったサルーの不安は計り知れなかったと思う。

そして言葉が通じない人々の存在は、

5歳のサルーにとっては恐怖でしかなかったと思う。

 

そんなサルーを養子として引き取ってくれた夫婦、スーとジョンの優しさには何とも言えなかった。

彼らの優しさが希望になり、救いになり、サルーを立派に成長させたのだろう。

 

それでも皆が優しさを持ってるわけではなく、残酷な人間もいるのがこの世の中だ。

親がいない、行方不明の子供たちを売りに出そうとする存在がいたり、

優しくし、付け込もうとしたりする奴らだっているのだ。

 

それでも私は人生捨てたもんじゃないと思っている。

いつだって、希望はどこかにあるのだ。

きっと幸せな何かが待っているはずなのだ。

 

それがサルーにとっては引き取ってくれたスーとジョーだったのだろう。

今作を通して、インドの行方不明の子供たちの実態を少しではあるが学ぶことが出来た。毎年8万もの子供たちが行方不明になる事実には言葉を失った。

そして児童買春の恐怖。彼らには生きるだけで精一杯な人生。

少しでも力になればと思い、より沢山の人にこの映画を鑑賞してほしいと強く感じた。

 

何一つ不自由のない生活をすればするほど生き別れた家族を思い出すサルー。

頭の中に響くサルーと呼ぶ兄の声。

脳裏の浮かぶサルーを探す母の姿。

ただ無事を知らせたい、ただ会いたいだけなのに。

これほどまでに苦しみ悩むサルーを見て、彼に本当の幸せを感じてほしいと思いつつも、そんな日が本当に来るのかという不安も正直あった。

 

生みの親と育ての親。

その間で悩んでいたサルーにスーが、あなたの母親に立派に成長した息子を見せたいと言う彼女の綺麗な心に涙が止まらなかった。

 

「雷に打たれたようで、海のように深い幸せ。」

なんと素敵な言葉なのだろうと、心を打たれた。

 

結末

養子として引き取られ、タスマニアでの生活が20年経とうとしていた。

 

ある日サルーは大学進学を祝うディナーを両親としていた。

しかしそこには、サルーの後に養子として引き取られたマントシュの姿はなかった。

 

その後サルーはすでに親元を離れ一人暮らしをしているマントシュの元へも行き、

大学があるメルボルンへと引っ越すのだった。

 

同じ大学で出会ったルーシーとサルーすぐさま恋人関係になった。

そして彼らはクラスのホームパーティに参加した。

 

そこでサルーは幼少期の頃、生き別れる直前に兄に買ってほしいとせがんだことのあるお菓子を目にする。そのことで彼は幼い頃の記憶を呼び覚ますのだった。

そして彼は自分の生い立ちを正直に話すのだった。

 

友人からはGoogle Earthを使って故郷を探すというアドバイスを貰う。

 

翌日から彼はGoogle Earthを使い、自分の幼い頃の記憶などを頼りに故郷をさがすのだった。

それでも、自分を養子として育ててくれたスーとジョーにはそのことを言えなかった。

その後もサルーは就職することなく、ずっと部屋のこもり故郷を探すのだ。

そのせいでサルーはルーシーと別れ、ジョーが訪れても玄関を開けることはなかった。

 

それから少し経ち、サルーは久しぶりにルーシーと再会した。

久しぶりに彼女と話した彼は、スーに故郷を探していると話すのだ。

 

ある日サルーはGoogle Earthdでまだ探していなかったエリアを見ていた。

すると彼がよく兄と言っていた炭鉱を発見するのだ。

そのまま近くを探してみると、そこには彼が見覚えある給水塔などを見つけ、

彼はとうとう故郷を発見したのだ。

 

急いでルーシーに報告しに行き、彼は故郷へと向かった。

 

故郷へ到着したサルーは曖昧な記憶を頼りに家へと向かう。

しかし昔家族で住んでいたはずの場所は、ヤギの小屋になっていた。

 

悔しさと絶望に陥るサルーだが、周りにいた人にも聞いてみることに。

するとある1人の男性がついて来いと言う。

言われるがままについて行くと、そこにはずっと探していた母の姿があったのだ。

 

彼らはすぐにお互いを理解し、強く抱きしめ合い涙を流すのであった。

兄のグドュはと尋ねるサルーに、彼は神のところへ行ったと言われる。

 

なんと兄のグドュはサルーがいなくなったその日に電車にはねられ亡くなってしまったのだ。しかし彼は、妹のシェキラに再会することが出来た。

 

後日サルーはスーを故郷に連れてくるのだった。